猫が活動できるなんて信じられませんでした
我が家では4頭の猫を飼っていますが、CAPP活動に登録しているのは3頭。今日は、風太と桃の2頭を連れてきました。風太を初めて参加させたのは2007年の12月です。知人から声を掛けていただいたものの、『無理だろうな』と思いながらの参加でした。連れて行ってみると、一番向いていると思っていた子よりも、風太や桃が参加できそうなことが発覚!確かに風太は家でも本当におとなしいので、もしかしたらとは思っていましたが、実際に活動する2頭を自分の目で見ると驚きましたね。来て良かった、と思いました。
性格の違う2頭。でも活動中はいつもゴキゲン
風太は活動中の方が堂々としており、家では知らない人が来ると、逃げてしまうことも。参加当初はベッドに顔を隠していたのですが、次第に表情を見せるようになり、今では活動前からスイッチが入り、ベッドから顔を上げて自ら会話をしているかのように見つめながら撫でられるようになりました。きっとこの子は、この活動が人の役に立っていることに気づいたんだと思います。すべて自分で学んで、どんどんヤル気になって。もともとうちの4頭の中でも年長だから、責任感があったんだと思います。
一方の桃は、まったく違います。マイペースなんです。桃も活動中は誰に何をされてもまったく怒りません。自分の仕事みたいにちゃんと割り切って、活動が終わると「もう帰る」と言い出します(笑)。
この活動に参加できて猫生活がさらに充実♪
訪問先の高齢者さんには、犬よりも猫が好きな方も。そんな方が猫を見て笑顔になると、同じ猫好きとして本当に嬉しいです。猫って隣にいるだけで、安心感がありますし、風太達もその空気感を共有できるのが嬉しいみたいなんです。ちなみに風太は眼力が強いので、高齢者さんとの「にらめっこ」が得意技です(笑)。この活動って達成感もやりがいも他には無いと思えるくらいあります。とても素晴らしい体験ができるので、みなさんにも参加してほしいですね。
みんなの喜びになる経験がたくさんあるんです
人間には「動物が好き」というDNAが組み込まれており、猫や犬のふわふわ感とぬくもりは人間を安心させてくれます。高齢者さん達にもその影響は大きく、認知症で普段は声かけにも反応しない高齢者さんに「かわいいでしょう。」と声をかけたら反応してもらえたことも!ボランティア(飼い主)さんや動物たちもかけがえのない経験ができるんです。
これからも動物と一緒に幸せを届けていきたいです
「動物の気質が合うか」判断は難しいかと思いますが、ご興味がありましたら、ぜひ一度JAHA事務局までご相談ください。
今回は、静岡県沼津市にある「社会福祉法人 春風会・特別養護老人ホームあしたかホーム」でのチーム・サークルノアさんの活動の様子を取材しました。
事前ミーティング&健康チェック
集合場所に集まると、獣医師さんによる健康チェック。体調が悪い時はお休みになることも。
活動スタート
訪問先のみなさんも、この日を待ちに待っていた様子。猫は利用者さんの膝に乗ることが多いので、安定感があるようにベッドに入ったまま活動に参加します。優しく話しかける高齢者さんに、風太くんも「こんにちは」。
終了&ミーティング
30分間の活動を終えて、動物には「おつかれさま」のオヤツをあげます。最後は飼い主さんの報告会にも参加。おとなしく膝に座って待っています。風太くん、おつかれさま!