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笑顔・元気・優しさを育む動物との“ふれあい” わんちゃん編(その3)

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笑顔・元気・優しさを育む動物との“ふれあい” わんちゃん編(その3)

ドクターズアドバイスペピイ2013秋冬号

笑顔・元気・優しさを育む動物との“ふれあい” わんちゃん編

笑顔・元気・優しさを育む動物との“ふれあい”人と動物をハッピーの輪でつなぐ、CAPP活動をご紹介 ※CAPP=人と動物のふれあい活動(Companion Animal Partnership Program)

CAPP委員長・戸塚先生にインタビュー 人と動物の絆には無限の可能性があります CAPP委員会委員長 戸塚裕久先生

約20年かけて安全で幸せな活動に

目が見えない方も、犬の柔らかな肌触りに癒されるそう。

私がCAPP活動をはじめたきっかけは、1985年に米国・ハワイ州立大教授だったアレン・ミヤハラ先生による「ヒューマン・アニマル・ボンド(人と動物の絆)」についての講演を聞いたこと。すぐに地元でアニマルセラピー活動を試みましたが、当時は認知度が低く、難しい状況でした。その後、知人からの相談で1993年に沼津市内の施設で活動することになったのが最初です。

スタート時は、何もかもが手探りでした。私たちも勉強不足なところがありましたし、施設のスタッフさんにどのように活動を理解してもらえば良いかも悩みました。今では、各施設のスタッフさんもきめ細かく協力してくださるように。その頃の経験のおかげで、今の安全で快適な活動に発展できたのだと思います。

動物がもたらす影響はいつも想像以上です。

足に「お手」でタッチする姿に大盛り上がり。

人と動物には絆があり、人間には「動物が好き」というDNAが組み込まれています。ふわふわと暖かい犬や猫って人間を安心させてくれるんですよね。

高齢者さん達も犬猫の違いはあれど、その感覚は同じだと思います。また、現場では想像以上の驚きや発見があります。高齢者施設でのことですが、活動中は優しく動物にふれていた高齢者さんが、実は午前中はとても機嫌が悪かったとか。動物に会えると分かって、落ち着いたそうなんです。動物がもたらす元気や活力に、あらためて感動しました。

一方、愛犬は飼い主さん以外の人に触れられる機会が増えることで「私の飼い主さんはこの人」という意識が強くなるようです。飼い主さんも活動の中で愛犬のしっかりしている面を発見できたりと、双方の関係づくりにも良い影響が生まれています。

活動に参加するには『犬の適性』を重視します。「ほめるしつけ」で参加できるようになる子もいますが、「動物達に苦痛や負担のない楽しい活動」である必要があるからです。「うちの子はどうかな?」という方は適性セルフチェックを参考にしてみてください。

飼い主さんとの絆が強まるきっかけにも。

戸塚先生の愛猫グーグーちゃん。

CAPP活動をもっと広めたいと思っていますが、ボランティア(飼い主)さんも動物もまだまだ少ないのが現状です。ご興味がありましたら、是非ご参加ください。

CAPP適性セルフチェック

  • 人間大好き!人見知りしない
  • 他の動物たちとも仲良くできる
    (こわがったり、攻撃したりしない)
  • 見慣れないものや、大きな音なども大丈夫
  • おすわり、マテなどの基本的なしつけができていて、
    飼い主が確実にコントロールできる(犬の場合)
  • 健康管理はバッチリ(定期健診、予防)
  • 生後8ヵ月以上

すべてクリアしていたら、活動への適性はかなり高いでしょう。チェックの数が少ない場合は、無理に参加することが動物にとってストレスになります。飼い主さんだけでの参加も考えてみましょう。

※実際の参加については活動先のチームリーダー、もしくは、JAHA事務局へご相談ください。

CAPP活動に参加するには

JAHAに問い合わせ

近くの活動連絡先や活動予定などをご紹介します。

最寄りの活動を見学

実際の活動の様子や施設の人の笑顔にふれてみましょう。

動物の参加準備

・適性チェック(各チームリーダーに相談)
・動物の健康診断書を提出

活動への参加

愛犬の様子をみながら少しずつ参加します。


お問合せ 03-3235-3281 (受付時間/月~金・13:00~17:00)
http://www.jaha.or.jp
JAHA 公益社団法人日本動物病院福祉協会

教えて!戸塚先生 おうちでもできる!愛犬ともっと仲良くなるために大切なこと

  • これがなければ、楽しくない!一緒に遊んであげよう

    遊ぶなかで「飼い主さんが自分に興味がある」と感じさせてあげて。

    愛犬によって好きな遊びは様々。うちの子が大好きな遊び方を見つけてあげましょう。遊びを通して、飼い主さんと犬との信頼関係もグッと深まります。

  • 毎日、愛犬のために適量を 食事のお世話が大切です

    愛犬はお世話をしてくれる人が一番好きなんです。

    私も朝一番に愛犬・愛猫に食事を与えています。太りすぎたり痩せすぎたりしないよう、適正な体重を維持できる食事管理を。

  • 飼い始めてすぐにスタートしよう ほめて伸ばすしつけ

    人間が大好きになるような、しつけの練習をしてあげましょう。

    ほめてしつける「陽性強化」なら、飼い主さんと愛犬の信頼関係も生まれます。体罰を与えても、いじめられているとしか理解できない場合が多いです。

    ここもポイント!

    しつけは「問題行動が起きてから」「大きくなってから」ではなく、一緒に暮らしはじめてスグに取り組むことが大切です。


名前を呼べば「な~に?」と振り向ける関係に。

犬は、他の犬など気になるものをじっと見る習性があります。声をかけることで意識を飼い主さんの方へ向けることができれば、問題行動に発展しにくくなります。

もちろん健康管理・病気予防も大切。

狂犬病予防注射は法律で年1回接種するよう義務付けられています。その他の混合ワクチンはかかりつけの獣医師さんと相談して適切な接種を。ブラッシングなど衛生面の管理も忘れずに。

CAPP活動に参加する「しつけインストラクター」さんに聞きました!~絆を結ぶ第一歩~名前を大好きになる方法 JAHA認定家庭犬しつけインストラクター利岡先生&プーニャ(左)、大井先生&ジーク(右)

「名前を呼ばれたら、ごほうびが口に入ってきて嬉しい!」と愛犬に気づかせてあげましょう。
愛犬を叱る時は名前を呼ばず、ほめる時に呼んであげるのもポイントです。

犬についての正しい知識を身につけよう

利岡先生

犬は人間と異なる習性や行動を持つ動物なので、彼らへの正しい知識が必要です。知識があれば、叱ったりせず、困った行動が出る前に予防対策が立てられ、犬をほめることができる「信頼される飼い主さん」に近づけますよ。本やしつけ方教室などで、身につけてみてはいかがでしょう。


1. 室内でリードと首輪を着けましょう。

リードは、ごほうびを与える時に手が届く範囲の長さ持ってください。

2.飼い主さんは電信柱になったつもりで立ちましょう。

愛犬の顔は見ず、飛びついたり、ウロウロしていても無視してください。

3.リードを持つ手の中に、ごほうびのおやつを5粒
(※1)持ってください。

手はお皿がわりだと思ってください。おやつは一番大好きなものを。

4.愛犬の名前を読んで、
すぐにごほうびを口に入れてあげてください。

ごほうびを与えた後の手は、下におろしましょう。

これを5回繰り返し!


【※1】 おやつは1日の必要摂取カロリーの10%までに。楽しくなっておやつの与えすぎにご注意を。小さく切って与えてあげましょう。
【※2】 しつけへのお悩みは動物病院か、もしくはしつけインストラクターにご相談ください。