犬の内科診療
犬の内科診療にテーマを絞り各診療科の専門家が徹底解説する大好評シリーズの最終巻!
シリーズ全3冊で20の診療科を網羅。
本シリーズは犬に焦点を絞り、動物病院で遭遇する代表的な疾患の内科診療について、豊富なビジュアルとともに詳しく解説。
【本シリーズの特長】
●治療方法や薬用量など、すべてが“犬”に特化した内容
●全3冊で代表的な疾患を網羅
●外科治療が第一選択となる疾患についても、併用すべき薬剤や外科治療が不適応となる場合の対応などについて記述
● 診療科目別に整理して収録しており、知りたい情報がどの巻に載っているか把握しやすい
● 国内で多数飼育されている犬種に好発する疾患を逆引きできる「犬種別好発疾患リスト」を収録(Part3の巻末には、Part1~3のリストを収録)
【目次】
第1章 消化管疾患 章監修:大田 寛
咽頭の機能不全(咽頭嚥下障害)
巨大食道症
食道炎および食道狭窄
血管輪異常
食道内異物
裂孔ヘルニア
胃拡張胃捻転症候群
胃潰瘍
胃排出障害(物理的および機能的閉塞)
胃腫瘍
感染性胃腸炎
蛋白漏出(喪失)性腸症
腸閉塞
小腸および大腸の腫瘍性疾患(リンパ腫を除く)
繊維反応性大腸性下痢
炎症性結直腸ポリープ
組織球性潰瘍性大腸炎(肉芽腫性結腸炎)
消化管穿孔および細菌性腹膜炎
第2章 肝・胆・膵疾患 章監修:大野耕一
慢性肝炎
感染性急性肝炎および中毒性肝障害
二次(反応)性肝疾患
先天性血管異常(門脈体循環シャントと原発性門脈低形成)
肝不全および門脈圧亢進症
腫瘍および結節性過形成
胆泥症および胆石症
胆嚢炎および胆管炎
胆嚢粘液嚢腫
肝外胆管閉塞
胆汁性腹膜炎
膵炎
膵外分泌不全
第3章 神経と筋肉の疾患 章監修:宇塚雄次
てんかん
脳炎
脳血管障害
頭部外傷
脳腫瘍
脳奇形および水頭症
代謝性脳症
末梢性前庭障害
炎症性疾患
変性性脊髄症
脊髄外傷
脊椎および脊髄腫瘍
脊椎および脊髄奇形
脊髄血管障害(出血・梗塞)
椎間板疾患
環軸椎不安定症
ウォブラー症候群
馬尾症候群
脊髄空洞症
進行性脊髄軟化症
遺伝性ニューロパチー
炎症性ニューロパチー
外傷性ニューロパチー
筋炎
多発性根神経炎
重症筋無力症
筋ジストロフィー
第4章 関節の疾患 章監修:相川 武
免疫介在性多発性関節炎
変形性関節症
第5章 血液と免疫の疾患 章監修:下田哲也
赤血球増加症
貧血の分類および鑑別
免疫介在性溶血性貧血
ハインツ小体性溶血性貧血
バベシア症
細血管障害性溶血性貧血
非再生性免疫介在性貧血
赤芽球癆
再生不良性貧血
鉄欠乏性貧血
腎性貧血
慢性疾患に伴う貧血
好中球増加症
好中球減少症
血小板増加症
血小板減少症
止血異常の分類(発生機序)および鑑別
血友病
播種性血管内凝固症候群
フォン・ビレブランド病
肝および胆道系の障害とビタミンK欠乏症による止血異常
急性骨髄性白血病
骨髄異形成症候群
リンパ性白血病
多発性骨髄腫および原発性マクログロブリン血症
全身性エリテマトーデス
輸血療法
免疫抑制療法
第6章 栄養学 章監修:北中 卓
犬の栄養欠乏を特定する臨床的アプローチ
妊娠・授乳期および成長期における栄養の過剰症および欠乏症
犬種別好発疾患リスト
総監修 石田卓夫
A4判 504頁 オールカラー