日本の状況に即した日本オリジナルの野生動物管理の書籍。野生動物管理の道しるべとなる1冊です。
本書の初版は2012年5月に発行され,完売いたしました。
丁度その時期に改正された「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」が施行されました。
法改正に則した記述に改め,また各章,最新の情報に更新いたしました(変更のなかった章:1,14,18,19,29,36)。
さらに初版では掲載されていなかった「外来種管理の考え方」と「哺乳類の生息数調査法」の章およびコラム「食性分析」を加えました。
編:
羽山伸一 / 三浦慎悟 / 梶 光一 / 鈴木正嗣
執筆者(五十音順):
淺野 玄 / 伊吾田宏正 / 井田宏之 / 植田睦之 /
宇野裕之 / 大井 徹 / 岡野 司 / 梶 光一 /
梶ヶ谷博 / 加藤卓也 / 川路則友 / 呉地正行 /
小泉 透 / 坂田宏志 / 東海林克彦 / 鈴木正嗣 /
須藤明子 / 關 義和 / 高槻成紀 / 竹田謙一 /
塚田英晴 / 寺本憲之 / 時田昇臣 / 常田邦彦 /
永田純子 / 羽澄俊裕 / 羽山伸一 / 松浦友紀子 /
松田裕之 / 間野 勉 / 三浦慎悟 / 室山泰之 /
森光由樹 / 安田雅俊 / 柳井徳磨 / 栁川洋二郎 /
山本麻希 / 横畑泰志 / 横山真弓 / 吉田剛司 /
吉田正人
・頁:560
・判型:B5判・ソフトカバー
文永堂出版
《目次》はこちら
《略目次》
第1編理論編
第1章野生動物管理と人間
第2章日本産野生動物の多様性と生態
第3章野生動物の科学的管理
第4章野生動物管理のシステム
第5章野生動物管理における動物愛護の理念
第6章野生動物保護管理に関わる法律
第7章農林業被害と野生動物管理
第8章絶滅危惧種の保全と管理
第9章外来種管理の考え方
第10章生態系と野生動物のインパクト
第11章野生動物の価値と利用
〈コラム1〉地域社会と野生動物被害の防除
第2編技術編
第1部モニタリングと基礎技術
第12章野生動物管理におけるモニタリング
第13章哺乳類の生息数調査法
第14章鳥類の生息数調査方法
第15章捕獲と標識技術
〈コラム2〉自動撮影カメラによる調査技術
第16章ラジオトラッキング技術
第17章遺伝マーカーによる調査法
第18章分布と生息環境評価法
第19章性判別法と齢査定法
第20章食性ならびに栄養分析法
〈コラム3〉食性分析
第21章栄養状態評価法
第22章繁殖状態評価法
第23章野生動物の疾病と診断法
第24章病理解剖技術(哺乳類)
第25章鳥類の死体検査
第2部個体群と生息地の管理技術
第26章シカの個体群と生息地の管理技術
第27章カモシカの個体群と生息地の管理技術
第28章イノシシの管理技術
第29章サルの個体群と生息地の管理技術
第30章ツキノワグマの個体群と生息地の管理技術
第31章ヒグマの個体群と生息地の管理技術
第32章中・小型哺乳類の個体群と生息地の管理技術
第33章猛禽類の個体群と生息地の管理技術
第34章狩猟鳥個体群と生息地の管理技術
第35章カワウの個体群と生息地の管理技術
〈コラム4〉フライウェイの保全と管理
第36章被害対策のための行動制御技術
〈コラム5〉捕獲個体の資源的活用と衛生管理